「学生が選ぶ キャリアデザインプログラムアワード」は、学生自身が優れたインターンシップやキャリア形成支援プログラムを評価し、表彰するアワードです。キャリアデザインプログラムに特化した日本最大級のアワードとして、年々注目度が高まっています。
本アワードでは、オフライン形式とオンライン形式で4回にわたって学生選考会を実施。今年は約180名もの学生たちが参加し、一次選考を通過したプログラムについて、個人評価とグループ評価を行いました。
オフライン形式で学生選考会が開催されたのは、2026年1月29日。さまざまな大学の文系・理系学生40名以上が参加し、4~5名のグループに分かれて、エントリーした企業・大学・団体から提出されたプログラムを評価していきました。13時から17時までの長時間にわたって行われた、銀座会場の様子をリポートします。
まずは個人評価作業を実施!学生たちは真剣そのもの
学生選考会は13時にスタートし、学生たちは9つのテーブルに分かれて着席。事務局からオリエンテーションを受けた後、それぞれのグループで自己紹介を行いました。単に名前を名乗るだけでなく、事務局から出された「印象に残ったインターンシップ」というお題に沿って自分たちの経験や学びを共有。次第に笑い声も聞こえ、初対面の学生たちの距離がぐっと縮まる様子がうかがえました。

自己紹介を終え、最初に取り組んだのは個人評価作業です。70分間の時間を与えられ、グループごとに割り当てられた5つのプログラムの説明資料や、実際にプログラムに参加した学生のアンケート結果をもとに、各自で評価を行いました。
プログラムの説明資料やアンケート結果をじっくり読み込んだ後、それぞれの評価シートに評価ポイントと点数を記入。BGMが流れる落ち着いた空間で、学生たちは集中して資料に目を通し、一人ひとりが自分の考えに基づいて丁寧に評価を進めていきました。
微動だにせず真剣な眼差しで資料と向き合う学生、蛍光ペンで気になるポイントにアンダーラインを引きながら丁寧に内容を確認していく学生、早い段階から評価シートに書き込んでいく学生など、それぞれのスタイルで集中して作業に取り組む姿が印象的。スマートフォンを取り出して、何かを検索しながら評価を行う学生もいました。
残り5分になった段階でも、多くの学生はまだ評価を終えられていない模様。予定の70分が経過したタイミングで事務局が作業の終了を促したところ、10名以上の学生が時間の延長を希望していました。個人評価作業が終了した学生は休憩タイムに入り、それぞれ軽く談笑したり資料を見返したりしながら、次のグループディスカッションに備えていました。
積極的に議論を交わしながら、グループでの評価を決定!
個人評価作業の次は、それぞれの評価シートをもとに議論を行い、各テーブルで意見をすり合わせていくグループ評価作業がスタートしました。議論を始める前に、グループごとにファシリテーターやタイムキーパー、評価シートへの入力担当者、発表者などの役割を決定。その後、個人評価作業の内容を共有し、ディスカッションを行ってグループとしての結論をまとめ、評価シートに落とし込んでいきます。
グループ評価作業の時間は70分間。スマートフォンのタイマー機能を使って時間を管理するグループや、パソコンで発言内容などをまとめながら議論を進めるグループなど、それぞれ工夫しながら作業に取り組んでいました。

議論のなかで高評価の声としてあがったのは、「チューターの社員がたくさんいるので安心」「クライアントと接する機会があるのでリアル」「実際に成果をかたちにする体験ができるのが魅力的」「口頭だけでなく、書面でのフィードバックがあるのがありがたい」といった声。また、「学生扱いしない点が高ポイント」「社員と同じ空間で活動できるから社風を理解しやすそう」といった意見もあり、多角的な視点で議論が進められていました。
「専門性が高いのはいいけど、事前学習の機会がないので大変そう」「このプログラムでは仕事のことを理解できないよね」「5日間のプログラムでフィードバック1回って少なすぎ!」など、ときには厳しい意見も。また、「受け入れ人数が多い点はどう思う?」「参加しやすそう」「でも、一人ひとりへのフィードバックの時間が少なくなりそう」など、各テーブルでは活発な意見が飛び交っていました。
最終的に、5つのプログラムの順位を決定し、その結果をグループ評価シートに反映していきます。評価軸を決めたうえで、議論を重ねながらプログラムの順位を決定するグループもあれば、個々のメンバーの評価ポイントの合計点が高いプログラム順に順位づけを行うグループ、あるいは減点方式で評価を進めるグループもあるなど、進め方はさまざま。時間の経過とともに会場の熱気は高まり、各テーブルからは活発な議論や意見交換の声が聞こえてきました。
学生たちのリアルな声を紹介!

評価で重視したポイントを、グループの代表者が発表!
グループ評価作業の次に行われたのは、グループ発表です。各グループの代表者が、評価を行ううえで重視したポイントを発表。「オリジナリティや専門性の高さ」「手厚いフォロー体制」「フィードバックの丁寧さ」「事前・事後学習の充実度」などが、高評価につながっていることがわかりました。
いっぽう、その会社でなくても体験できるようなありきたりなプログラムや、実務を体験できないプログラム、学生数に比べて社員のサポート体制が十分ではないプログラム、フィードバックが少ないプログラムなどについては厳しい目が向けられました。また、「期間が長すぎる」「3年生しか参加できない」といった点も、学生にとってはマイナス評価の要因になるようです。
学生たちは、グループ発表を通じてさまざまな視点や評価の軸が存在することに気づき、自分たちの考えを相対的に見直す機会を得た様子。それをヒントに、最後のミッションである個人評価再作業に取り組みました。作業が終わった学生から順に退席。トータル4時間に及ぶ学生選考会は終了しました。
今回のオフラインでの学生選考会と、別日に実施されたオンラインでの学生選考会の結果は、「学生が選ぶキャリアデザインプログラムアワード」の審査にしっかり反映されます。4月上旬に予定されている最終結果の発表を、どうぞ楽しみにお待ちください。

以上、学生選考会の様子をお届けしました。
学生のリアルな声や評価ポイントを、みなさんのプログラム構築の参考にしてみてください。






