プログラム内容

新潟県燕市が企業と大学の橋渡し役となり、学生たちに地元のモノづくりなどを体験できる場を提供する産学連携プログラム。産業界が中心となって設立した公益社団法人「つばめいと」が、学生や学校のニーズに応じてプログラムを構築しているのが特徴だ。また、専用の宿泊施設を設けて、遠方からの長期参加を可能に。UIJターンを促進し、優秀な人材確保の一助となるプログラムとして、企業側からも高い注目を集めている。

概要

プログラムの特徴

■事前学習
「つばめいと」のコーディネーターが、受け入れ先に応じたカリキュラムを用意。例えば、燕市の金属産業の理解を深めてもらうために、地域の産業の成り立ちについてレクチャーするほか、産業史料館の案内を行った。コンサルタントや大学教員を招聘し、製造業の品質管理やISO活動、アイデア発想などについての講義も実施。

■社員との交流
燕市には中小企業が多く、インターンシップの窓口担当が経営層というケースも多い。そういった方々との交流を通して、学生たちは組織全体に関する知識や、経営に関する理解を深められるのが特徴だ。現場社員とだけでなく、経営陣たちとも連携しながら企業の課題解決に挑めるという、貴重な機会を提供した。

■フィードバック・事後学習
インターンシップは学生にとって学びの場であることを企業に周知し、適宜フィードバックを行ってもらう体制を整えた。学生の滞在拠点となる宿泊交流施設では、「つばめいと」のコーディネーターによるコーチングや進路相談も実施。そのほか、プログラム終了後も必要に応じて、学生が企業とのつながりを保てるサポートも行った。