event開催報告

2025.06.13第8回キャリアデザインカンファレンス 学生パネルディスカッション

「第8回学生が選ぶキャリアデザインプログラムアワード」の中でも重要となっている学生選考会に参加してくれた学生2名が登壇。学生にとって意味のあるプログラムとは何か、興味関心のあるプログラムはどういった特徴があるのか、選考委員会メンバーの一人でもある栗田さんを中心に学生の本音で語ってもらった。

【司会】
「学生が選ぶキャリアデザインプログラムアワード」選考委員 栗田 卓也

【学生部会メンバー】
中央大学 法学部 穴澤さん
青山学院大学 文学部 宮本さん

参加して良かったと感じたプログラムは、
企業による丁寧なフィードバックや
仕事・組織についてイメージができるプログラム

――まず、一つ目の質問ですが参加したプログラムで「良い」プログラムはどのような特徴がありましたか?

【穴澤さん】私が参加して良かったプログラムは、プログラムを通して自己理解や企業理解が進んだプログラムが良かったと感じました。
自己理解については、プログラムの中で自分の強み・弱みやグループワークの中での行動を細かくフィードバックをいただいたことが自分の自己理解につながりました。
企業理解については、様々な職種を体験できるプログラムを通して仕事間でのつながり、企業の組織感をしっかりと理解できるようなプログラムが良かったです。

【宮本さん】私がいいなと思ったプログラムの共通点としては、プログラムの中で実際の仕事を体験し、その後普段同じ仕事をしている社員の方の目線でフィードバックがあった点です。
入社してからどういった仕事をするのかだったり、どういった社員の方と関わっていくのかを見ることができ、志望度も上がった経験があります。

学生目線でも企業の説明不足・準備不足を感じてしまう
インターンシップに参加したからこそ得られる情報が欲しい

――良いと感じたプログラムだけでなく、学生目線で見た時にこれは「いまいち」と感じたプログラムはどのようなものがありましたか?

【穴澤さん】仕事体験プログラムで多様な職種を学べた良いプログラムでも、一つひとつの提出物が多いがフィードバックもないものだと、意味を感じられず時間だけかかってしまい、いまいちだと感じてしまいます。

【宮本さん】どちらかというと悲しかった経験ですが、社員の方への質問会の機会で、私の質問に対してマイクをたらい回しにされてしまったことがあります。
スキルを身につける機会として資格取得の補助や勉強会があるかという質問でしたが、答える人が決まっていない・どう答えるべきか分からないものがある場合は、事前に質問を募集したりなど工夫があると良いと思いました。

――準備が足りないように感じてしまうと、マイナスな印象として残ってしまうようですね。他に何か気になったところはありますか?

【穴澤さん】企業説明がメインのプログラムもありました。企業のサイトなどで調べられるような情報で終わってしまうと、いまいちだと感じてしまいます。
働いている方の生の声だったり、仕事のスケジュールだったり、サイトでは見られないような特別な情報というものを知りたくて参加しているのでそういった情報が得られると良いと思います。

その後、学生から見て企業にどのような情報を発信して欲しいかをお聞きしたところ、インターンシップの参加前であれば、見やすいと感じるのは動画であり社員の方が登場し、実際に働いている人の様子を見ることができると興味を持つきっかけになるようだ。事前にある程度の会社情報や仕事内容は動画でまとめ、プログラムでは体験を中心に構築するなどの、すみ分けがされていると企業理解や興味関心につながるだろう。

個人に対して具体的なフィードバックを受けると
自己分析にも繋げやすい

――事前学習・事後学習とフィードバックの重要性については、本アワードの中でもお伝えしてきましたが、学生本人からしてみるとどういったフィードバックが欲しいと思いますか?

【穴澤さん】グループワークの中での一言や細かい動きに対してフィードバックいただき、どういったところで発揮できる力かなど、気づけていない強み・弱みについて客観的に教えてくださると納得感のあるフィードバックだと感じます。

【宮本さん】私は、良いところと改善点を一緒に伝えてくれるフィードバックがすごく助かると思います。
グループワークを実際に行っても、自分では何かできていて何ができていないかを分かっていないので、社会人の先輩から見たアドバイスがあると、自己理解に繋がっていくと思います。

低学年次では、業種・職種の幅広い理解だけでなく
「ライフ」ついても触れることができるプログラムを

――今回から低学年キャリアプログラムコースを新設したため、大学1・2年生の時に参加してみたいプログラムがどんなものかを伺ってみたいと思います。

【穴澤さん】就職活動のためになる、自己理解・企業理解に繋がるプログラムがあったらいいなと思います。さらに単位取得に繋がるようなプログラムだと尚良いと感じます。

【宮本さん】大学1・2年生だったら、地元にどのような仕事があるのかを紹介してくれるようなプログラムに参加をしたかったです。
私は地方出身で大学が都内で、地元で働きたいという思いがあったのですが、いざ就職活動をしようとした時にどういう仕事があるのか、地元で働いてどういう人生が送れるのかが分からないという悩みがありました。1・2年生のうちに、地方にどういう仕事がありどういう働き方ができるのかが知れる機会があると、選択肢が増えるのでありがたいと思いました。

――低学年次には、想定していた業界を幅広く、仕事の中身も幅広く、まずは職業の展望を知ってもらうということを考えていましたが、「ライフ」を含めて低学年次から時間をかけて知るからこそ、その後の理解に繋がるということですね。ありがとうございました。

    「学生が選ぶ
    キャリアデザインプログラムアワード」
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