低学年からのキャリアデザインへの取り組みが学習意欲の向上に寄与
新たに「低学年キャリアデザインプログラムコース」を新設
第8回目となる今年は、学生のキャリア形成支援の多様化を目指し、プログラムを2つのコースに再編することにいたしました。
昨年のキャリアデザインカンファレンス内で「低学年からのキャリアデザインへの取り組みが学生の学習意欲の向上に寄与する」という可能性が示唆されました。
これを受け、従来の就業体験プログラムをインターンシップ・仕事体験コースとして体系化するとともに、新たに低学年向けキャリアプログラムコースを新設いたしました。
企業・大学・地方自治体の低学年向けの特徴的なプログラムを表彰し、効果的なキャリア形成支援の事例として広く発信することを目指しております。
多様な主体による参画が進み、地方での取り組みが活発化
東京以外からの応募が全体の77.4%を占める
ここから第8回キャリアデザインプログラムアワードの開催結果についてご報告をさせていただければと思います。
2種類のコースを合わせ、1,048法人、1,205プログラムものご応募をいただきました。
ご応募いただいた法人の皆様、お忙しい中ご応募いただき誠にありがとうございました。
企業別に見ると5,000人以上の大企業からの応募が前年比で約122%。学校団体からの応募も約120%と、より多様な企業・学校・団体からの応募をいただく結果となりました。
エリア別の応募状況は、 特に地方での取り組みが活発化しており、東京以外からの応募が全体の77.4%を占めるなど、全国各地でのキャリア支援の広がりが見られます。
その他にも、東北地方からの応募が前年比で150%、九州沖縄地方も125.4%と大幅に増加をしており、全国各地からの取り組みが加速していることが言えます。
インターンシップ/仕事体験コースでは5~6日間のプログラムが20%増加
低学年キャリアプログラムコースでは学校法人を中心にキャリア形成支援に向けた意欲的な取り組みが見られた
インターンシップ・仕事体験向けコースでは、合計1,077プログラムをご応募いただき、企業1,005プログラム・大学66プログラム・地方自治体が6プログラムという結果となりました。
受入れ日数の特徴として、昨年に引き続き1日のプログラムが、約55%と最も多く、続いて5~6日間のプログラムが16.2%から20%へ増加しているという特徴があります。
新設となった低学年向けキャリアプログラムコースでは、128件のプログラムをご応募いただき、企業62プログラム ・大学63プログラム・地方自治体が3プログラムでございました。
こちらの受入れ日数につきましても、1日のプログラムが 全体の47.7%と約半数を占めたほか、5日以上のプログラムは合算すると39.9%と、約4割が長期のプログラムを提供しているという点も大きな特徴となっております。
また大学の応募が63件と応募全体の約半数という結果からも、就業体験プログラムと比較すると大学での低学年向けキャリア形成支援で意欲的な取り組みが多い点も特徴と考えられます。
最後に学生部会による学生選考会についてご報告させていただきます。
これまで同様、学生の視点で良いプログラムを選ぶことを重視して行ってまいりました。本日のカンファレンスにおきましても昨年に引き続き、学生のパネルディスカッションも選考に参加いただいた2名の学生の方に協力をいただき実施します。
また学生アンケートの結果をもとにしたプログラム設計の参考となる講演や、ご来場いただいた方限定にはなりますが参加者同士の交流会も設けておりますので、ぜひご参加ください。
最後に本カンファレンスが皆様の今後のプログラム設計に有益な機会となることを願っております。