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株式会社ロイヤルコーポレーション来る前。来た後。世界が540°変わる衝撃のインターンシップ

株式会社ロイヤルコーポレーション

グループの多様性を活かし
第一次産業から第三次産業までを体験

総合ライセンスカンパニーとして、自動車・クレーン・船舶などの運転免許スクールを運営しているロイヤルコーポレーション。広島県を中心に全国に拠点を展開しており、業界トップクラスの卒業生数を誇っている。

寺岡企業グループの一員である同社には、業種のまったく異なる関連企業がある。その1つが、130年以上の歴史を誇り、「たまごにかけるお醤油」で知られる寺岡有機醸造だ。もう1つが、有機農法にこだわってベビーリーフなどの生産を行っている寺岡有機農場。同社ではグループの多様性を活かし、第一次産業から第三次産業までを身をもって体験できる、6日間のインターンシップを実施した。

学生たちから高く評価されたのは、グループ企業を横断してさまざまな仕事を体験できるところ。幅広い視点から社会や仕事について考えることができ、学生の本質的な成長に大きく寄与するプログラムである点に支持が集まり、優秀賞に選出された。「このたびは輝かしい賞をいただき、感謝の気持でいっぱいです」と受賞の喜びを述べる、経営管理本部 課長の高嶋寛人さん。さっそく、オリジナリティの高いインターンシップについて振り返ってもらった。

『木を見て森を見ず』にならないよう
社会の仕組みを知ってもらうことを重視

一般的なインターンシップは、特定の業界や職種の仕事を体験するプログラムがほとんど。学生たちもそうしたプログラムに参加することで、業界や職種の魅力を知り、理解を深めるきっかけを得ている。ところが同社のインターンシップでは、学生たちに社会の仕組みを知ってもらうことを重視。「モノ」と「おカネ」の流れを学び、そのなかにおける「ヒト」の役割を理解してもらいたいと考えているのだ。

「その理由は、社会の仕組みを理解したうえで就職活動に挑んだほうが、合理的だと考えるからです。『社会のリアリティにどこまで近づけるか』をコンセプトに、生産から製造、販売までをワンストップで体験できるプログラムを手掛けました」

日本企業では、「就職」ではなく「就社」という考え方が根強く残っている。つまり、やりたい仕事に就けたとしても、社内でずっと同じ仕事を続けていける保障はどこにもない。さらに、世の中の変化が激しい今の時代、事業や仕事のカタチが変化していく可能性も高い。

「『木を見て森を見ず』という言葉があるように、会社(=木)単体で捉えるよりも社会(=森)に目を向けて、早くから視野を広げておくことが大事。自分が興味あることもないことも経験しながら知らない世界に触れることが、学生たちの可能性を伸ばすのです」

業界や職種選びのヒントだけでなく
「自分を売る」ためのヒントも与える

社会の仕組みを俯瞰できる同社のインターンシップは、8月中旬~9月中旬に3回に分けて実施され、それぞれ20名ずつが参加したという。学生たちは、寺岡有機農場での収穫から寺岡有機醸造での製造、ロイヤルコーポレーションでの販売戦略の立案・販売、その後の事務作業までを体験した。

「モノが私たちの手元に届くまで、多くの人の手を介していることを知ることで、社会にはさまざまな役割の仕事があることを理解できたでしょう。この経験を通して自分の適性を知り、ポテンシャルを最大限に活かせる業界や職種を発見してもらいたいと考えています」

第一次産業から第三次産業までを一気通貫で体験できるインターンシップの魅力は、業界や職種選びにおける大きなヒントを得られることだけにとどまらない。就職活動で「自分を売る」ための気づきを得ることにも、つながっているのだ。

「多くの人に商品を選んでもらうには、第二次産業である製造段階でプラスαの付加価値を加える必要があります。それは、就職活動で会社に自分を選んでもらうときも同じなのです。また、第三次産業の販売においては、消費者が何を求めているかを追求しなければいけません。この仕組みを体感することで、就職活動でも『会社がどのような人材を必要としているかを意識する』という視点を養うことができるのです」

社会を理解し、社員と触れ合うことで
自分の現在地とやるべきことが明確に

ロイヤルコーポレーションのインターシップでは、グループ3社での経験を通して、さまざまな職種や年代の社員と接する機会が用意されている。その理由は、表面上の交流だけはなく、「社員たちの働く姿から、何かを感じてもらいたい」と考えるからだ。

「学生たちに『あなたの武器は?』と聞くと、『若さ』という答えが返ってきます。けれども実際に農作業をやってみると、隣で黙々と働くベテランを横目に『疲れた』と弱音を吐いてばかり。そんなときには『若さは本当に武器になっていますか?』と問い直します。彼らは思い通りにならない現実を前に、経験不足という『先延ばしの魔法』を使おうとしますが、本当に経験だけが問題なのでしょうか。何かほかに、具体的な理由があるのかもしれません。理想の仕事に出会うためには、そこに隠された理由に向き合うことが、重要であると考えています」

実際に働いている社員たちとの力量の差を実感することで、学生たちは今の自分に足りないものを理解することができる。そうすることで、自分の現在の立ち位置を把握できるのだという。さらに、インターンシップを通して「社会や会社が求めていること」を理解することで、これから自分が何をすべきなのかが明らかになるという。

「社会の仕組みをきちんと理解したうえで、会社や仕事について調べていくことが大切。そうすることで、自分の個性や存在価値を、どうしたら最も活かせるが見えてくるでしょう。インターンシップの満足度99%という数字を見るたびに『私たちの思いは、学生にしっかり届いている』と嬉しくなります」

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