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明治大学・関西大学低学年限定! 海外インターンシップinインドネシア 明治大学vs関西大学~イスラム市場におけるエリエール製品の拡大戦略提案~

明治大学・関西大学

他大学とグローバル市場で競争し合う
オンリーワンのダイナミックな体験

ともに1880年代に創立し、学生数は約3万人の規模を誇る明治大学と関西大学。グローバル人材の育成に力を注ぐ2つの大規模総合大学が競い合うことで、課題解決型のチャレンジングなインターンシップが実現した。しかも舞台は、海の向こうのインドネシア。大王製紙およびエリエールインドネシアの協力のもと、イスラム市場におけるエリエール製品の拡大戦略提案を行うというプログラムだ。

具体的な内容は、明治大学と関西大学の計8チームが、コンペティション形式で競い、勝敗を意識しながらチームビルディングの重要性と難しさを体感するというもの。習慣や価値観がまったく異なるイスラム文化でのマーケティング戦略を考えるという難易度の高いプログラムだが、企業や大学からの手厚いフォローのもとで貴重な体験ができる点が、多くの学生たちから注目を集めた。

前年に続いて連続受賞となった明治大学 就職キャリア支援センターの保刈将貴さんは「前回に続き、優秀賞を受賞できたことを大変嬉しく思います。学生の学びや成長を追求するために、私たちが知恵を絞ったプログラムです。このプログラムを成功させるために協力してくださった関西大学をはじめとする多くのスタッフに感謝申し上げます」と語ってくれた。

チームビルディングや思考スキルを強化
異文化理解を深めて、広い視野を培う

インターンシップの開催期間は、4ヵ月間。各大学からは、学年・学部の枠を超えて16名ずつが選出された。大学ごとに、4名で1つのチームを結成。さらに、各チームにインドネシア大学の学生が2名ずつ加わることになった。多様なメンバーが集まる即席チームで、それぞれが自分の役割を見出し、チームビルディングの醍醐味を味わってもらうことが狙いだ。そのほか、このプラグラムにはさらに3つの目的があった。

「ひとつは、1チームのみが勝者となるコンペティション形式を採用することで、ビジネスマインドを体感し、競争に勝利するための考え抜く力を養ってもらうことです。また、言葉や物価、生活水準の異なるインドネシアの異文化を理解し、ターゲティングの重要性に気づいてもらうこともプログラムの狙い。さらに、現地視察や海外で活躍する社会人との交流を通して、視野を広げてもらうことも目的でした」

インターンシップは、マーケットについて仮説を立て、調査を行うところからスタートした。明治大学と関西大学の学生は、日本での事前学習を通して現地や企業への理解を深め、マーケティングの基礎を学び、国内でのフィールドワークを開始。同時に、インドネシア大学の学生に協力をお願いし現地調査を進めるなど、役割分担を行ってそれぞれが今できることに力を注いだ。

「明治大学と関西大学の学生は現地入りするまでの3ヵ月半、仮説を立てて検証を繰り返す日々。オンラインミーティングでインドネシア大学の学生と積極的にコミュニケーションを図りながら、学生たちはトライ&エラーを繰り返していきました」

現地に飛んでからは、インドネシア大学の学生と合流し、工場の生産ラインや売り場を実際に見学。さらに、現地のイオンモールで300名以上にアンケート調査を行い、学生たちは提案内容をブラッシュアップしていった。

アウトプットとフィードバックを繰り返し
PDCAサイクルをまわしていく体験を提供

今回のインターンシップは「課外活動で新たな一歩となる挑戦をしたい」と考える低学年の学生が対象。にもかかわらず、あえて海外、しかもイスラムマーケティングというハードルが高いプログラムを構築したという。その理由について、保刈さんは次のように語る。

「キャパシティを超えたダイナミックな体験を、その後の学生生活での成長に活かしてもらいたいと考えたからです。もちろん、学生たちの活動を成功に導くために、途中に何度もフィードバックの場を設けました」

チームビルディングの過程では、保刈さんたち大学職員が学生たちに寄り添ってきめ細やかにアドバイス。また、エリエールインドネシアの協力を仰ぎ、現地の社長や社員に中間プレゼンを行う場を設けてもらったという。

「社長からは経営視点で、海外営業部長からはマーケティング視点で、何度もフィードバックをいただきました。それらを受けて、学生たちはPDCAサイクルをまわし続けて改善を繰り返し、提案のクオリティを高めていく体験ができたのです。ちなみに、途中で脱落した学生は一人もいませんでした」

インターンシップでの経験を活かし
大学で新たな挑戦を続けてほしい

4ヵ月間の集大成となる最終プレゼンの相手は、エリエールインドネシアの社長や社員。実際のビジネスさながらの環境で、イスラム市場におけるエリエール製品の拡大戦略の提案を行った。当日は大雨による洪水が発生し、インドネシア大学の学生が参加できないというハプニングが発生。けれども、明治大学と関西大学の学生たちは不測の事態に動じることなく、プレゼンを進めていったという。

「最終プレゼン当日に向けて、毎晩遅くまで準備を続ける学生たちの姿を見てきました。それまでの苦労を目の当たりにしてきただけに、堂々とプレゼンを行う学生たちの姿を見て感動。思わず、目頭が熱くなりました」

こうして最終プレゼンで最高潮に達した学生たちの熱量を、冷めさせないよう気を配ったという保刈さん。具体的には、一人ひとりに参加者全員の前で、次なるチャレンジについての発表を行ってもらうことで、参加後のNEXTチャレンジを見つけるキッカケにしてもらった。

「同じ目標に向かって一緒に取り組んだ仲間たちに、次なる挑戦を発表することで『やらなければ!』と奮起してもらうことが狙い。低学年限定のプログラムにしたからこそ、参加学生にはこのインターンシップでの経験を起爆剤とし、その後の学生生活でも継続的に新しい挑戦を続けていってもらいたいと考えています」

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