株式会社日本総合研究所株式会社日本総合研究所 受賞レポート

株式会社日本総合研究所

サイバーセキュリティの最先端で実務を経験!

今後の学びにも役立つ教育効果の高さが魅力

SMBCグループのIT戦略を担う中核企業として、グループ各社へ多彩なITソリューションを提供する日本総合研究所。リサーチ、インキュベーション、コンサルティング機能も擁し、最新の知識と最先端のテクノロジーを駆使してグループ内外のクライアント幅広いITニーズに対応できるのが特徴だ。2024年4月には、日本総研ホールディングスを設立。同社と日興システムソリューションズの連携をさらに強め、SMBCグループの総合力をより効果的に発揮できる体制を整えた。

優秀賞を受賞した「金融×セキュリティコース」は、ITソリューション事業のサイバーセキュリティについて業務体験ができるプログラム。約2週間の長期就業型インターンシップで、日本経済を支える金融システムを守るサイバーセキュリティ分野において、専門的な知識と実践的な経験を深められるのが魅力だ。その特徴について、セキュリティ統括部 部長の中川直樹さんは、次のように語ってくれた。

「当社のサイバーセキュリティには、監視運用・有事対応・技術対策・調査研究という4つの業務があります。セキュリティのスペシャリストたちと机を並べ、それらの実務に携われるのが大きな特徴。約2週間にわたるインターンシップを通して、世界トップレベルのセキュリティ専門集団を目指す組織の雰囲気を体感できるでしょう」

ハイレベルな業務を体験できるだけでなく、若手社員との座談会やランチ会、研究者とのディスカッション、メンターとの振り返りの場が設けられているのもポイント。多くの社員とコミュニケーションを図ることができ、今後の学びにも役立つ教育効果の高いプログラムとして、多くの学生たちから高く評価された。

大学での学びと実務のマッチングに配慮!

働き方やキャリアをイメージできるよう工夫

約2週間にわたる現場配属型のインターンシップのプログラムを構築するにあたって、日本総合研究所では学生たちの参加意欲を高めるためにさまざまな取り組みを行った。メンターとして学生たちと向き合ったアナリスト(メンター)の高村光洋さんによると、もっとも工夫した点は“学生とテーマのマッチング”だという。学校での学びを通して身につけた知識やスキルを実務で存分に発揮できるよう、インターンシップ開始2週間~1ヵ月前に一人ひとりと面接を実施。学業の専門分野や興味、関心がある領域について確認を行った。

「インターンシップのためだけの体験イベントでは、学生にとって実りが少なく、受け入れ側も負担になってしまいます。学生の専門性と実務を上手くマッチングすることができれば、学生に有益な体験を提供できると同時に、現場の業務負担を軽減できると考えました。また、学生とはアルバイト契約を結び、報酬を支給。遠方から参加する方には、宿泊費や交通費のサポートも行いました」

また、学生に任せる業務の説明にもこだわったという高村さん。担当社員から会社の事業や金融・セキュリティ業界の特徴をレクチャーし、疑問点はその場で解決できるよう質問できる機会を設定した。しかも、一人の社員だけでなく、複数の社員による説明を実施。さまざまな視点からレクチャーを行うことで、学生たちの業務理解をより深めることができた。また、会社のインターンシップ担当者だけでなく、『部全体ひいては会社全体で積極的に学生を受け入れてくれているんだ』という実感を学生に持ってもらえる効果もあったという。

「受賞理由の一つにもなった“多くの社員とのコミュニケーション”においては、さまざまなバックグラウンドを持つ若手社員からキャリア入社の社員、部長などのマネジメント層まで、幅広い社員と接することができる機会を提供。業務理解を深めてもらうだけでなく、入社後の働き方や将来のキャリアをイメージできるよう工夫しました」

学校での学びが仕事に活かせると知ることで

今後の学生生活にプラスの効果を与える

「金融×セキュリティコース」のプログラムの一例は、過去最悪を記録しているクレジットカードの不正利用被害を防ぐために、自ら解決策を考えて提案し、実装するというもの。窃取したカード情報の売買を呼びかけるSNS投稿があり、不正利用される前にその情報をクレジットカード会社に知らせることができるよう、学生たちは売買に関する情報を機械学習で検出する技術の開発を行った。

「2週間という限られた期間内で、機械学習の正解率を最大化するための工夫を考案し、成果報告会にて報告してもらいました。実際に参加した学生からは、『普段の研究と違い、限られた時間内に成果を出す大変さを実感しました』『大学で機械学習のモデルを作成した経験はありましたが、モデルの評価・改善・報告まで行うのが初めてで多くの学びを得られました』といった声が寄せられました」

それぞれの専門性を発揮できる体験を通して、学生たちは学校で学んでいることが企業での実務にダイレクトに役立つことを実感。同時に、学生とプロのレベルの違いを痛感した。この経験は、今後の学生人生におおいに活かすことができる。

「さらに自分のスキルを伸ばして活躍するためには、学校に戻って何を学ぶべきかを考えるきっかけにしてもらいたいです。当社のインターンシップが、学業の重要性に気づくきっかけやモチベーションにつながれば、これほどうれしいことはありません」

「金融×セキュリティコース」は、学生たちの「その後」まで考慮されたプログラムだ。このインターンシップがきっかけで、大学との共同研究が立ち上がったこともあったという。大学での専門性と企業での専門性の化学反応によって、より多くの価値と効果を生み出しているプログラムだと言えるだろう。

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