フェリス女学院大学2020年度夏季キャリア実習

フェリス女学院大学

新しい時代を切り拓く女性の育成に注力し
1996年にインターンシップをスタート

2020年に創立150周年を迎えたフェリス女学院は、キリスト教に基づく日本初の近代的女子教育機関。『For Others(他者のために)』という教育理念を掲げ、新しい時代を切り拓く女性たちを育成してきた。1996年にインターンシップをスタートさせるなど、早くから学生に社会と接することができる機会を提供。海外でのインターンシップも、積極的に実施している。

今回優秀賞に輝いたのは、教育理念『For Others』に基づいた授業型インターンシップのキャリア実習。10日または20日以上にわたって、企業や団体の組織の一員として実務に携われるのが特徴だ。学びの質・量ともに高める工夫が随所に見られることが、多くの学生から高評価を得た。

「2020年度夏季キャリア実習」は、大学で学んだ知識や理論を、実社会でどう活かせるのかを、身をもって感じることができる内容だ。また、実践的な業務を通して、自分に向いている職業や働き方を知ることができる。さらに「長い人生のなかで意味ある体験が得られる、画期的なプログラムだと自負しています」と、キャリア教育・全学教育担当副学長の梅崎透さんは語る。

リアルな就業体験を通して
教育理念『For Others』を体感

フェリス女学院大学では、リアルな就業体験を通じて、教育理念である『For Others』を肌で学ぶ機会を創出している。

「自分や周囲のためだけでなく、より広い他者に目を向けて行動できる人材を育成するため、教育理念を体感できるプログラムを構築。受け入れ先の多くもまた、採用活動の一環としてではなく、学生が一戦力として活躍できるような育成を行ってくださっています」

今回の受け入れ先は、2つの企業と4つの非営利団体。横浜市のある区民文化センターでは、実際の文化センターの運営業務体験プログラムを行った。コロナ禍で多くのイベントが中止を余儀なくされたなか、学生たちは文化センターのPR動画の企画・制作・編集業務にも携わったという。また、ある国際NGO団体では、オンラインでグローバル会議に参加。海外の医療関係者へ向けて、漢字のレクチャーなどを行った。

「学生たちからは『ひとつの事業を進めるには、綿密な準備や柔軟な対応、多くの方々の協力が必要だということを知りました』『文化が異なる多様な人たちとひとつの目標に向かうためには、英語力だけでなく、マネジメント力も大事だということを学びました』といった感想があがりました。実際の業務に携われるリアルな就業体験だからこそ、多くの学びや働く意義を感じることができたのです」

手厚いサポートと丁寧なフィードバックで
学びの「量」と「質」両方を高める

少人数による徹底指導を実践している同校では、インターンシップにおいても学生一人ひとりに寄り添ったサポートを重視している。まず、応募学生に対して必ず書類選考と面接を実施し、受け入れ先となる企業や団体を志望する理由などを確認。インターンシップのミスマッチを防ぐよう配慮している。また、きめ細やかなフィードバックもプログラムの特徴のひとつだ。

「受け入れ先と担当教員、就職課職員による、三者からのフィードバックを実施しています。なかでも受け入れ先とは、日々の『実習日誌』を活用した緊密なコミュニケーションを実現。その日の目標に対する達成度や反省点などを学生が記し、それに対して受け入れ先の担当者がコメントを返すというものです。担当教員や就職課職員は、個別の面談を実施。それぞれ視点の異なる三者からのフィードバックを通して、学生たちは多くの気づきを得て、学びの量と質をともに高めることができるのです」

インターンシップの経験者が次年度の参加学生を支援する「ピアサポート制度」も特徴。先輩が頻繁にアドバイスを行うことで、これから参加する学生たちの不安を取り除いている。梅崎さんによると、サポートする側の先輩学生にとっても、この制度は有効だという。

「次年度の参加者を支援することで学びを継承できると同時に、自らのインターンシップを振り返るいい機会になります。学んだことが、その後の学生生活にどのように活かせているかを、再確認することができるでしょう」

学びを今後の人生に
どう活かしていくかが大事

長年培ったインターンシップに関するノウハウに固執することなく、「夏季キャリア実習」のカリキュラムは年々ブラッシュアップ。インターンシップ終了後に、受け入れ先の企業や団体、参加学生の双方にアンケート調査を実施し、その結果を次年度に活かすようにしているという。受け入れ先とは、意見交換の場も設定。さらに、可能な限り現場に足を運び、担当者と顔の見える関係づくりも心掛けているという。

「新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、学生たちはさまざまな我慢を強いられているのが現状です。そんななか、受け入れ先のご理解とご厚意のもと、学生たちに主体的な学びの場を提供できていることを大変嬉しく思います」

インターンシップを通して『For Others』の哲学を毎日の生活やこれからの人生にどう活かせるかを考えてもらいたい、という梅崎さん。

「仕事の本質は、他者貢献です。多くの学生は、自分たちが携わった仕事が誰かの役に立っていることを感じとることができたでしょう。つまり、『For Others』こそがあらゆる仕事の核になっているということ。こうした理念を掲げるフェリス女学院大学の学生であることに、誇りを抱いてもらいたいと考えています」

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