
製造業におけるグローバルセールス職実務の「リアル」を、海外渡航を通じて体感できる少人数制インターンシップ。今回の渡航先はオーストラリア。参加学生は単なる見学者ではなく、「会社を代表して顧客と向き合う」立場で、実際のビジネス環境の中で自ら考え、行動しながら、グローバルセールスの仕事を経験する。渡航前の準備から現地での実践、帰国後の振り返りまでを一連の業務プロセスとして設計。少人数制ならではの密度の高い経験を通じて、実務に即した職種理解と仕事理解を深められる実践型プログラムである。
| 学生受け入れ日数 | 5日間 |
| 報酬・支給 | 交通費・渡航費・宿泊費・食事代支給あり |
| 開催形式 | 全日程対面(海外渡航あり) |
| 対象 | 就活年次の学生 |
■オリエンテーション・事前学習
渡航前には、1日かけてオリエンテーションを実施。業界や渡航先国の市場動向、自社製品について理解を深めたうえで、「会社を代表して顧客と商談する」ことの責任と役割を確認してもらう。学生はビジネスワークに取り組み、個別練習や社員からのフィードバックを通じて、現地での実践に備える。また、準備過程では、社員が学生一人ひとりの強みや特性を把握し、それぞれが力を発揮できるよう役割分担を行う。入社後と同じように、個々の特性を活かしながら主体的に挑戦できる環境づくりを重視している。
■社員交流内容
国内での社員交流は初日に集約し、長時間の説明ではなく、複数の社員と気軽に話せるカジュアルな形式で実施。渡航中は年齢の近い社員が同行し、移動や食事を含むさまざまな場面で、仕事のリアルや働き方について自然に話せる環境を整えている。帰国後には、社長や役員との交流機会も設けている。経営層の価値観や考え方に直接触れることで、視座を高めることができるプログラムとなっている。
■フィードバック・フォローアップ・事後学習
学生が段階的に成長を実感できるよう、フィードバックは「渡航前・現地・帰国後」の3段階で実施。渡航前には、社員が個別にフィードバックを行い、不安や疑問を解消しながら、自信を持って渡航に臨めるよう支援する。現地では毎日振り返りの時間を設け、その日の行動や取り組みに対して、すぐにフィードバックを行う。帰国後の報告会では、社員や経営層が多様な視点からフィードバックを行い、学生が自身の強みや今後のキャリアについて考えを深める機会としている。プログラム後も定期的なフォローアップ面談を実施し、学生が主体的に進路を選択できるよう支援している。
■工夫点
海外渡航という特別な経験そのものではなく、「実際に働くイメージを持てること」を重視したプログラムとした点が工夫ポイントである。準備から実践、振り返りまでを通じて、グローバルセールス職がどのような価値を生み出し、どのような考え方で仕事を進めているのかを具体的に理解できる構成としている。単なる業界理解にとどまらず、自分自身が働く姿をイメージしながら、将来のキャリアについて考える機会につながっている。
■学習効果(教育的効果)
語学力を「話せるかどうか」ではなく、「価値を伝え、相手と関係を築くための手段」として捉え直す機会としている。業務上の会話に限らず、移動や食事といったカジュアルな場面での対話を通じて、関係構築の大切さを実感できるプログラムである。そのため、相手の反応をくみ取りながら、自分自身の強みや課題に気づくことで、今後の学習意欲やキャリアの視野拡大につながっている。
■改善活動
学生アンケートや同行社員の振り返りをもとに、プログラム内容の改善を継続的に行っている。過去に台湾・韓国で実施した際には、英語を使って成果を生み出す機会が限定的だったという振り返りを踏まえ、今年度はより実践的なアウトプットが求められるオーストラリアを渡航先に選定した。さらに、参加者の声を受け、実際の業務を任せるレベルまで難易度を引き上げている。内容を固定化せず、改善を重ね続けることで、学生が常に新しい挑戦に向き合えるプログラムを目指している。
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