
日本での就職を希望する外国人留学生に特化し、「日本で働くリアル」を体感しながら、キャリア形成を考える5日間のキャリアデザインプログラム。日本語能力や就職活動の仕組みの理解に不安を抱える留学生の課題に対し、店舗運営部での段階的な業務体験と、キャリア観の言語化ワークを軸に設計。1日目は日本の採用市場理解と「参加者自身のキャリアと働く目的」の明確化に注力し、2~5日目は担当者・フロアマネジャー・店長と役割を拡張しながら現場を体感する構成とした。「観察・分析・判断」というニトリ独自の改善・改革手法を用いた課題解決や、海外出向社員とのオンライン協議を通じ、グローバル視点と日本企業で働くための実践知を獲得できる内容となっている。
| 学生受け入れ日数 | 5日間 |
| 報酬・支給 | 交通費支給あり |
| 開催形式 | 全日程対面(一部オンライン交流あり) |
| 対象 | 就活年次の外国籍留学生 |
■オリエンテーション・事前学習
初日はオリエンテーションとして、プログラム目的の共有に加え、日本の新卒採用市場の特徴や就職活動の流れを解説。そのうえで、過去の経験を棚卸し、「なぜ働きたいのか」「何を大切にして働きたいのか」を掘り下げる個人・グループワークを実施。価値観の言語化と他者共有を通じ、キャリア観を深化させる土台を構築した。
■社員交流内容
新卒採用部に加え、店舗の新入社員、若手リーダー社員、マネージャー、部署長、海外出向経験者、外国籍社員など、多様なバックグラウンドを持つ社員が参画。実店舗では若手リーダー社員たちと交流し、業務上の疑問を即時相談できる環境を整備した。海外勤務社員とのオンラインミーティングでは、学生の課題提案に対し現場視点でのフィードバックを実施。日本企業で働く具体像を具体的に描ける交流設計とした。
■フィードバック・フォローアップ・事後学習
期間中は毎日、学生が記入する振り返りシートに対し、担当社員が質問回答と具体的改善アドバイスを記入し翌日返却。3日目には個別面談を実施し、「働く目的」や将来像を深堀り、再整理した。最終日は決意表明として学びを言語化。プログラム終了後は選考参加を希望する学生に対し、リクルーター体制による継続フォローを実施。「えらべるリクルーター制度」により学生自身が相談相手を選択できる仕組みを整備した。中長期的に学生の成長を支援する仕組みを取り入れることで、学びの定着とキャリア意識の深化を促している。
■工夫点
留学生支援を主目的とし、企業理解に偏らない設計とした点が特徴である。実務体験では、実際の社内フォーマットや国内外の数値データを開示し、業務のリアルを担保。「観察・分析・判断」というニトリ独自の改善手法を全ワークに一貫して適用した。また、役割を段階的に引き上げる構成とし、現場視点からマネジメント視点への移行を体感できるよう設計した。
■学習効果(教育的効果)
日本企業で働く際に求められる視点、判断軸、コミュニケーションの実態を具体的に理解できるよう、学びや体験内容が構成されている 。特に「働く目的」を自分の言葉で言語化し、仕事体験と結び付けて考えるプロセスにより、漠然とした将来への不安が具体的なキャリア像へと転換された。参加学生からは、キャリアの方向性が明確になった、日本で働く意欲が高まったとの声が寄せられている。
■改善活動
毎年実施後の振り返りをもとに改善を重ねている。今年度は「働く目的」の言語化と発表機会を必須とし、内省の深度を向上させた。加えて、実務体験時間を拡充し、担当者・フロアマネジャー・店長と段階的に関与する構成へ刷新。課題提言では実際の社内フォーマットとデータを活用し、より実践的な内容へ進化させた。各班に担当社員を配置し個別支援体制を強化することで、参加した学生の学びの最大化を図った。
「学生が選ぶ
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