
三好鉄工所のものづくりを「設計・製作・検査」まで一貫して体験する2週間の実践型プログラム。学生自身が考案したオリジナル作品を題材に、製図、材料選定、溶接、仕上、非破壊検査までを段階的に経験。加えて新入社員が実際に行う、自分自身の経験を振り返り可能性を広げる自己分析ワークで自己理解を深める。さらに複数部門の社員との交流を通じてものづくりに携わる人の価値観や働き方を深く理解する構成とした。通勤体験や宿泊研修、パートナー企業見学を組み込み、愛媛県東予地域で「暮らし、働く」リアルを体感できる点も特徴的。企業理解にとどまらず、学生一人ひとりが納得感をもってキャリア設計することを目指すプログラムである。
| 学生受け入れ日数 | 11日間 |
| 報酬・支給 | 交通費・宿泊費・食事代支給あり |
| 開催形式 | 一部オンライン併用 |
| 対象 | 学年不問 |
■オリエンテーション・事前学習
事前にオンラインでプログラム全体を説明し、内容理解と不安解消を図った。加えて、製作予定のオリジナル作品案を事前に提出させ、設計・製造担当者が製作可否を検討。参加目的を明確化するワークを行い、「何を学び、どのような自分になりたいか」を言語化したうえでプログラムに臨ませた。
■社員交流内容
設計、製造、仕上、検査、間接部門など複数部署の社員が日常的に伴走。年齢や職種の異なる社員から、作品製作への助言や仕事観、地域での暮らしについて直接話を聞く機会を設けた。2025年からは代表取締役社長との質問時間を新設し、経営視点での将来像や求める人物像を本音で共有。社員の人柄や社風が自然に伝わる交流設計とした。
■フィードバック・フォローアップ・事後学習
期間中は毎日研修日誌を記入し、担当者がコメントによるフィードバックを実施。作業中の行動、課題対応、協働姿勢など多面的に評価した。自己分析ワークでは、国家資格キャリアコンサルタント2名が強みを言語化する支援を実施。終了後は、三好鉄工所を志望すると仮定したオンライン面接演習と個別面談を行い、選考視点での改善点を具体的に提示した。合わせて、学生自身がプログラムの中でどう感じたかを言語化させ、学びを次の行動や気づきにつなげている。
■工夫点
「三好鉄工所への応募促進」にとどまらず、参加学生一人ひとりの目的達成を重視。文系学生の参加も想定し、ものづくり未経験者でも設計から完成まで到達できる支援体制を構築した。東予地域の企業で働く社員との交流、通勤体験や地元食堂の利用、宿泊研修(大三島)を通じて地域生活を具体的に体感。アシックス里山スタジアムなど地域パートナー企業の見学も組み込み、地域理解を深化させた。
■学習効果(教育的効果)
設計と現場作業を往復する体験により、ものづくりの難しさと面白さを実感。自己分析と社員交流を通じ、自身の強みや価値観への理解が深まるとともに、学生・社員双方が刺激を受けて気づきを得ることによって、進路選択に対する納得感の向上につながった。学生が主体的にキャリアを考えるための土台形成に寄与している。
■改善活動
プログラム終了後にアンケートを実施し、満足度や改善点を各部署で共有。参加学生の作品や声は、本人同意のもと次年度広報や説明資料に活用している。毎年の振り返りを通じて内容を磨き、学生の学びの質と納得度を高める運営を継続している。
「学生が選ぶ
キャリアデザインプログラムアワード」
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