
大学1・2年生を主対象に、教員・保育者としての基礎的コンピテンシーを初年次から体系的に育成する長期・単位認定型プログラムである。180日間にわたり、「全体活動」「コース別活動」「チームによる常時活動」の三層構造で設計。キャリアデザイン適性ツール「MATCH plus」による自己理解から、大学生活の選択と将来像の接続、ポートフォリオ化までを一貫支援する。LINEを活用したチーム内での週次の目標・振り返り共有と教員の伴走により、低学年特有の不安を前提に挑戦を続けられる体制とした点が特徴。教職・保育職を「決める」場ではなく、「どのような教育者を目指すか」を言語化し、「将来の教師・保育者としての自分」を描けるようにする場として設計されている。
| 学生受け入れ日数 | 180日間 |
| 報酬・支給 | 支給なし |
| 開催形式 | 一部オンライン併用 |
| 対象 | 低学年次(主に1・2年生) |
■オリエンテーション・事前学習
導入としてキャリアデザイン適性ツール「MATCH plus」を利用。パーソナリティ特性を可視化し、目指す教師・保育者像と現在の自分とのギャップを整理する。次のフェーズではこれまでの学びを振り返りながら大学生活の選択と将来のキャリアとのつながりを結び付けて考えるワークを実施。活動全体を通して得た気づきや成長をポートフォリオとしてまとめ、自身のキャリアを言語化する取り組みを行った。
■社員交流内容
4〜5名の少人数チームで常時活動を実施し、教員を含めたチャットグループに参加。隔週のコース別活動では、各チームが取組内容と成果を発表し、相互に学び合う。先輩学生や関係者との共有を通じ、協働的学習と相互フィードバックの文化を醸成。学年を越えたネットワーク形成を促す。
■フィードバック・フォローアップ・事後学習
週次で目標設定と振り返りを共有し、教員がタイムリーにコメント。短い助言やスタンプも活用し、相談の心理的ハードルを低減させ、コミュニケーションの活性化を促した 。活動全体はポートフォリオで可視化し、気づきや失敗も評価対象とする。最終的に自己PRとして整理し、3年次以降の実習・採用試験へ接続するような土台作りを行った。
■工夫点
授業時間内に位置付けた長期設計により、低学年でも無理なく継続可能な仕組みを整えた。「特別なイベント型」ではなく、半年以上かけて少しずつキャリア意識を醸成できる設計とした。成果主義ではなくプロセス評価のポートフォリオ型を採用し、「完璧でなくても挑戦」が評価される枠組みを構築。教員の伴走型支援により、初年次の不安を前提にした挑戦環境を整備した。現場に直結する体験の前段階として、学生自身も価値観・子ども観を言語化できる機会とすることが、低学年次向けプログラムならではの立ち位置となっている。
■学習効果(教育的効果)
自己理解の深化、将来像の具体化、学習・就労意欲の向上、大学生活の行動変容を創出する。学びとキャリアの接続を繰り返し問い直すことで、2年次終了時点で自身の関心領域や将来的に関わりたい対象を具体化できた参加者も多かった。ポートフォリオを作成し挑戦・失敗を大小問わず記録を継続することで、主体的な履修選択やボランティア参加、早期の現場接続へと行動が変化し、低学年期からの継続的なキャリア形成の土台を構築する効果が見込まれる。
■改善活動
学生の状態やニーズを踏まえ、活動内容と負荷を毎年調整。全学年・就活年次向けプログラムとの差別化を図り、「教員になるか」ではなく「どのような教育・保育を目指すか」を考える設計を継続的に磨き込む。長期・体系・協働の三要素を軸に、初年次からのキャリア形成基盤を強化している。
「学生が選ぶ
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