関西外国語大学Global Internship in Asia

関西外国語大学

プログラム内容

関西外国語大学キャリアセンターが企業と直接連携し、アジア地域での実務体験を通じて学生のキャリア形成を促す海外就業体験プログラムである。成長著しいアジアを舞台に、日本企業の海外拠点での業務に参画し、製造・貿易・商品開発・経営視点までを一気通貫で体験。2025年度は国産鞄メーカー(株)由利(本社:兵庫県豊岡市)のベトナム・ダナン工場を中心に、本社と現地を往還する業務理解プログラムを設計した。単なる実地研修に留めず、(株)由利主催プログラムでは、「もし自分が社長なら」という経営視点の最終プレゼンを通じ、グローバルビジネスを自分事として捉える視座を養う点が特徴である。

概要

学生受け入れ日数8 日間
報酬・支給海外インターンシップ奨学金支給あり(条件付き)
開催形式全日程対面
対象文系学生・年次不問

プログラムの特徴

■オリエンテーション・事前学習
キャリアセンターによる全4回(各60分)の事前ガイダンスで、異文化理解、主体的行動、就業への心構えや基本的なビジネススキルについて知識を習得。加えて、(株)由利本社で2日間の事前研修を実施し、店舗視察、工場見学、鞄づくりワークショップ、「海外に売り込む施策」をテーマとした社員ディスカッションを行った。業務理解と同時に、受入企業との信頼関係構築を重視した設計である。

■社員交流内容
全工程において社長自らが参加し、企業の歴史や仕事観を直接学生に共有。ベトナム・ダナン工場では管理者・現地スタッフと交流し、「Sample Development」「Production Control」「Trade」の3工程に分かれて実習を行った。プログラムに同行した内定者とも、就職活動についての具体的なエピソードを共有。昼食や夕食を共にしながら、文化や価値観の違い、海外で働くリアルを語り合うことで、働く姿を立体的に理解する機会とした。

■フィードバック・フォローアップ・事後学習
研修中の日報と研修全体に関する報告書の提出を必須とし、学生自らの振り返りを重視している。試作品づくりでのフィードバックのほか、最終日は「もし自分が社長だったら」をテーマにSWOT分析を用いた事業提案プレゼンを行い、経営・人事・資金の観点から評価を受けた。帰国後は、学部・短大両学長と企業も参加する成果報告会を実施し、現地での学びを共有するとともに、修得した力を将来にどう生かしていくかを発表した。

■工夫点
大学が外部業者を介さず企業選定から設計まで主体的に関与する「企業直結型」モデルを採用。奨学金支給により海外挑戦の心理的・経済的ハードルを低減した。日本本社と海外工場をオンラインで接続した商品開発ディスカッションなど、実務の往復構造を組み込み、海外業務を点ではなく線で理解させる構成とした。受け入れ先との交流を通じて、働くことの意欲を高め、ロールモデルを見つけると同時に、社会に出ることを前向きに捉えられる姿勢が育成できるよう設計をしている。

■学習効果(教育的効果)
低学年から国内外の就業体験への参加を促し、興味のある業界や仕事に挑戦することで、納得感のある進路選択につなげている。企業の経営者や社員との交流を通じて働く意義を具体的に描き、早期から仕事理解と自己理解を深める。さらに、就業体験をキャリア教育やPBL授業(課題解決型学習)、学内合同企業説明会と連動させ、学生が主体的にキャリア形成を考える力を養っている。

■改善活動
キャリアセンター職員が現地まで同行・視察し、学生の学びと企業負荷を検証。課題整理を踏まえ、更なる発展・持続可能性を図る。学生の多様なキャリア形成ニーズに応えられるよう、受入業種・企業を段階的に拡充。2026年春期は、2025年夏期とは異なる企業を含む3社を受け入れ先として実施予定。継続的な企業開拓と設計改善により、プログラムの質の向上を目指している。

「学生が選ぶ
キャリアデザインプログラムアワード」
運営事務局

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