小売業の現場を「作業」ではなく「戦略」として捉える視点を養う5日間の実務体感型プログラム。全国10店舗で実施され、単なる実務体験にとどまらず、作業計画の立案・実行、売場改善の提案と実践、数値変化の検証まで一連のPDCA を体験できる。また若手社員から店長、マネジャーまで複数の職位との交流を通じて視座の違いを学び、店舗経営の面白みを実感できる構成となっている。
学生受け入れ日数 | 5日間 |
報酬・支給 | 交通費の支給あり |
開催形式 | 全て対面で実施 |
対象 | 就活年次のみ受付 |
■オリエンテーション・事前学習
「仕事とは何か」を問う導入講義を実施。マズローの欲求5段階説や社会課題を題材に、予測不可能な世の中において、自律的で働きがいのあるキャリアについて考える時間を設けている。またニトリの企業理念やビジネスモデルを通じて、小売業の社会的意義と業界構造を学べるのもポイントだ。
■社員交流内容
若手社員から部長クラスまで40名もの社員が協力するなど全社を挙げて取り組んでいる。休憩時間も学生と同じ場所で過ごすなど、密なコミュニケーションを通じて活躍する社員がどんな思いで仕事をしているかだけでなく、就職活動や学生生活に対してのアドバイスを行うなど積極的な働きかけを行っている。
■フィードバック・フォローアップ・事後学習
フィードバックは(1)毎日の振返りシート(2)中間発表(3)取り組みに対する数値変化の共有(4)最終発表の機会で実施。プログラム終了後にはグループワークのメンバーで気づきを共有する時間を設け、学びのアウトプットと定着を図っている。
■工夫点
その作業の裏にある仕組みや戦略を知り、実践し、フィードバックを受け改善することを通して「現場の面白み」を体感してもらうことを追求。小売業のイメージから一歩踏み込んだ体験ができるような設計となっている。
■学習効果(教育的効果)
単純作業に見える業務の中にある戦略性や改善視点を学ぶことで培われたPDCAサイクルや問題発見力スキルは大学での学びにも応用が可能。学生からは「小さな改善が店舗全体に与える影響の大きさを実感した」との声も。
■改善活動
学生アンケートと協力社員の意見を即時反映する仕組みを構築し、スピード感をもった振り返りと改善を行っている。「STORE MANAGEMENTコース」は初の試みであったが、参加倍率が70倍と強く支持されているコンテンツのため、全社活動としての取り組みを検討している。
「学生が選ぶ
キャリアデザインプログラムアワード」
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