美容室向けの化粧品メーカーとして、業界トップクラスのシェアを誇るミルボン。美容室専売のカラー剤やシャンプーなどの製造販売を通して、日本中の美容師のニーズと向き合いながら事業を拡大し続けている。
「私たちミルボンでは、“徹底的な顧客主義”を貫き、お客さまの声を真摯に聞いて、顧客のために活動するという指針があります。今回のインターンシップではこの理念をベースに、参加する学生の声を聞き、みなさんの圧倒的な成長に寄与できるプログラムづくりを目的としました」
と、人材開発課アソシエイトの山口久美子さんは言う。
その軸となるキーワードとして“超成長する3日間”を掲げ、3日間の実践プログラムと2日間のアフターフォローで構成したインターンシップを実施。
「プログラムには3つのテーマを設けました。1つ目は“圧倒的成長に貢献したい! 成長サポートプログラム”。各コンテンツに成長サイクルを促す機会を仕掛け、短い時間で体験したことを学びに変え、成長として還元することを意識しました。2つ目は“幅広い交流が学びにつながる! タテヨコナナメ接点の構築”として、多様な役職や部署の社員との関わりを持つことで、新しい価値観の気づきを得ていきます。そして3つ目が“進むたびに惹きつける! 学生の気持ちに合わせたSTEP”。段階的なプログラムにより、学生の不安を取り除きながら、成長を促進する内容を作成しました」
参加した学生の成長を優先した3日間のプログラムでは、1日目に自分を知ることとミルボンを知ること、2つのコンテンツを実施。価値観インタビューなどを行いながら、自己分析と他己分析を深める経験を提供した。
「さらに働く人として必須のスキルでもある傾聴ノウハウのワークも行い、社会人としての成長もサポートしました」
2日目には営業実践ワークとして、実際のリアルな営業を体験。訪問した美容室で課題を聞き出し、その解決を提案するというミッションを実施した。
「当社の営業活動を知ることも大切ですが、この経験によってどんな企業でも通用するような提案書作成のノウハウや社会人マナーなども身につけ、社会人としてのポータブルスキルを習得してもらうことを意識したプログラムです」
そして3日目には経営戦略部の部長による、同社の戦略的な未来構築の仕方を惜しみなく公開したという。
「その上で学生には、当社の未来を考えていただくという、自由度も難易度も高いミッションにチャレンジしてもらいました。3日間で拡大した視野やアイデアを、ここでどう形にするかという経験ができたと思います」
3日間の実践プログラム随所でのフィードバック、加えてプログラム終了後2日間かけて行われるアフターフォローも、参加した学生にとって成長の機会となるような工夫がされている。
「何かを指摘する際には、肯定否定肯定というサンドイッチフィードバックで学生のモチベーションを高める、抽象的な言葉ではなく事実ベースで話をすることで認識のズレを回避する、一方的なフィードバックではなく学生自身の考えも言語化してもらう、といったことを意識しました」
また、アフターフォローでは人事との1on1面談や、個人の志向を深掘りする質疑応答、若手社員とのざっくばらんな座談会などを行い、未来の自分の姿を明確にイメージできるようなサポートも展開した。
常に学生の成長を促すことを中心においたフィードバックが、学生から高い支持を獲得した理由の一つだろう。
「どのプログラムも学びにつながった、超成長のテーマ通り私自身とても成長できたなど、嬉しい声が届きました。当初の目的に違わない、徹底的に学生の声に寄り添った、当社らしいプログラムで学生の超成長に貢献できたのではないかと思います」
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