
立教大学スポーツウエルネス学部の理念「すべての人の生きる歓びのために」を実現し、社会に貢献できる人材を育成するための業務遂行型プログラム。スポーツ・ウエルネスを「中心とした仕事」と「関わる仕事」の2コース、計11か所の実習先を用意し、現場実務、企画運営、課題提案までを学生主体で遂行。顧客・他者視点への転換、論理的思考、実行力、想定外の事態への対応力、想像力に基づく創造力など、社会人基礎力を鍛える設計とした。スポーツやウエルネスを「中心とした仕事」では、試合運営や指導補助など現場実務を体験。活動を支える裏側を学んだ。「関わる仕事」では、企画・提案や分析を通じ、スポーツの価値を社会やビジネスへ広げる視点を養っている。
| 学生受け入れ日数 | 10~16日間 |
| 報酬・支給 | 支給なし |
| 開催形式 | 原則対面、一部オンライン併用 |
| 対象 | 2年次以上(主に大学2年生) |
■オリエンテーション・事前学習
履修選考として小論文と面接を実施し、実習への参加動機と目的を事前に言語化。春学期には100分×7回の授業で、実習先企業の調査をもとに学習テーマを設定したプレゼンを行う。外部講師によるグループディスカッション講座とマナー研修を組み込み、現場で成果を出すための基礎能力と心構えを徹底的に醸成した。
■社員交流内容
営業・企画・広報など多様な部署の会議同席、社員インタビュー、現場実務(接客、指導、試合・イベント運営)を通じ、顧客・地域住民・ファン・選手など社員に限らず様々なステークホルダーとの交流を実現した。実習先の社員に対してプレゼンを行い、現場のプロから直接フィードバックを受ける機会を設けたり、昼食や移動時間も対話しリアルな仕事観についても触れるなど、学生自身の将来のロールモデルを広げる機会を創出した。
■フィードバック・フォローアップ・事後学習
実習中は業務や企画提案、プレゼンテーションの場で実習先から都度フィードバックを受けるとともに、業務日誌で行動・成果物を改善。実習後は受入企業によって社会人基礎力に関する11項目の定量評価と総評を付した書面フィードバックを実施。学生が自身の課題を客観的に把握、キャリアへの目標の明確化に寄与している。秋学期は100分×7回+報告会・情報交換会で学びを体系化し、実習先・教員・学生がフラットに対話。スキルアップ講座や実践家を招いたキャリア講義も併せて実施したうえで、次の長期インターンや学修計画へつなげている。
■工夫点
「共育的視点」に賛同する企業と連携し、見学ではなく「主体的なアウトプット」と「成果」を経験できるような環境整備を行った。実習の出口として実習先担当者、教員、学生が一堂に会する 情報交換会を設け、評価者/被評価者の枠を外した対話から人脈と次の機会が自然発生する仕組みを構築。最終的に学びをまとめた「実習報告書」を作成し、各実習先へ送付することで、学修の成果を社会へと還元している。実習の参加は、大学2年生を主対象に据え、早期に社会との接点を持つことで「将来の可能性」に対し幅広く目を向けてもらえるようなプログラム設計を行っている。
■学習効果(教育的効果)
現場での課題解決に挑むことにより、学生は「自分には何が足りないのか」を実感するようになる。実習後には、知識や理論の必要性を具体的に理解し、履修科目の選び方が 「単位のため」から「将来のため」へ転換。主体的・能動的な学習態度の定着に寄与している。また、消費者視点から生産者視点への移行が進み、スポーツ・ウエルネスの専門性を社会課題や経済活動に結び付けて理解し、専門職としてのキャリア観が醸成されている。実習後も長期インターン応募や学外学修へ踏み出す学生も現れ、継続的なキャリア形成の起点となっている。
■改善活動
毎年度の実施内容を検証し、学生・実習先・大学の三者から得た意見をもとに継続的な改善を行っている。実習後の学生の振り返りや外部講師の講座に対するフィードバック、実習先担当者からの書面・口頭での意見を収集し、次年度の事前指導、講座構成、フォローアップ内容に反映することで、教育効果の高いプログラム運営を実現している。
「学生が選ぶ
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